毎年恒例になりつつある、コーヒーテーブルのアップルパイ。
この季節になると、長野県から綺麗なグリーンの、グラニースミスという青リンゴが届きます。
酸味があって、果肉はきゅっと硬質で凛とした印象。
でも、この青リンゴにオーブンでじっくり火を入れると、表面はトロッと甘くとろけ、中心にはほどよく歯ごたえのある果肉感が残って、なんとも絶妙なパイになります。
そこへ、バニラの香りを纏った新鮮な生クリームがそっと添えられる。
なめらかなクリームと、心地よい酸味のアップルパイが口の中で静かに溶け合うたび、ああ、なんて上品なんだろうと、思わずため息がこぼれます。
毎年、周年を祝うタイミングに登場する、このアップルパイ。
お皿の上にたたずむ姿は、プレーンなのにどこか華やか。
ローソクに火を灯して、周囲に聞こえないくらいの小さな拍手を送りたくなるような、あたたかな空気を醸し出す。
おやつにも、朝食にも、デザートにも。
今年もコーヒーテーブルらしい、そんなアップルパイに仕上がっています。



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