会話から生まれるものは、面白い

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2024年初冬の新作の「スイートポテト黒ごまクリームパイ」は、当初スイートポテトパイになる予定でした。

でも、何かが足りない気がして、パズルのピースが一つだけ欠けている、そんな気持ちでした。

そんな時、キッチンでのふとした会話から「ごま」というキーワードに光が当たります。

「スイートポテトって、上にごまがかかってますよね」

そこから、ごまをヒントに様々なアイディアが飛び交いました。

スイートポテトの上にかけてオーブンで一緒に焼く?
パイ生地に練り込んで焼いてみる?
仕上げにすりごまをかける?

そして、最終的に着地したのが「黒ごまクリーム」でした。

コーヒーテーブルのパイって、本当に美味しいんです。
(自画自賛と言われようと、本当に美味しいものは、美味しい)

甘みは自然体で、素材の表情が見えて、パイ生地と一緒に食べた時の心地よさがあって、全てを包む余韻と調和があって、それでいてシンプル。

スイートポテトだけじゃ何かが足りない、というところから今回は最後のピースである黒ごまクリームを加えて、初冬の新作は完成しました。


コーヒーテーブルは一緒に働くスタッフと、家族や仲間のような関係性でいたいと考えています。

家族は特有の絆があり、仲間は同じ目的に向かって一緒に歩ける信頼関係があります。

家族や仲間のような関係性だからこそ、新作のアイディアは常にみんなの声から生まれます。

なぜか食いしん坊が集まるコーヒーテーブル
(いや、ほんとに、不思議とみんな食いしん坊なのですよ)

「冬にはこんなパイがあったら良いと思います!」とか
「ってか、むしろ、私はこんなパイを食べたいです!」とかから

「うわっ!食べたい!それ良いじゃん!」ってなる。

縦横無尽に広がる会話から生まれるものって、そこに関わる人の温度のようなものが乗っているから、面白いんですよね。

コーヒーテーブルは季節の中にある揺らぎが好きで、果物や香りはできるだけその時、その瞬間、目の前の旬の中にあるものを手に取りたいと考えています。(なので、たまにすっごく短期間限定となってしまうこともあるのですが、、、)

季節はいつも揺らぎ流れて変化し続けます。

季節はビニールハウスの中にないから、いつでも同じものがずっとそこにある訳じゃない。

だから、良いんですけどね。

でも、カフェは
コーヒーテーブルは、365日いつもの場所にあります。

世の中には「変わっていくもの」と「変わらないもの」があって

日々変わっていく季節を
変わらない場所にあるコーヒーテーブルという時間の中で

見て触って香いで感じて

そして、楽しんでいただけたらと思っています。

by 食いしん坊たち

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